2015.2.14(土)JR京都駅ビル大階段駈け上がり大会 個人レポート

個人総合の部

1位 堀尾泰寛  20.54
2位 吉田光一郎 20.77
3位 丸尾章弘  20.91
4位 上田裕貴  21.18
5位 南英俊   21.35

2015.2.14(土)JR京都駅ビル大階段駈け上がり大会は団体戦優勝 個人戦は2位という結果でした。チームメイトのおかげで団体優勝ができ、とてもうれしく思います。

個人戦としては目標のタイムになぜ届かなかったのか、レース直後は実はよく分かっていませんでした。、後半もばてることはなかったのでなおさらです。後で、動画を見て、階段の駈け上がり自体は悪くなかったのですが、階段と踊り場のつなぎ部分と踊り場の加速の出来がいまいちでした。

また細かい改善点に目を奪われるあまり、もっとも大切な踊り場でのストライド対策が甘かったです。

もう一度基本に戻って、踊り場の練習に励みます。

ひろたさんという踊り場のスペシャリストが抜けた今、お手本にできる選手がいないのが残念ですが、甘えてはいけません。ひろたさんが階段をけん引されていたように今度は私が階段の全体のレベルをけん引できる存在になれるように精進します。


向い風の影響もあったのかも知れませんが、ウエットコンディションではありませんでしたし、そんなに悪い走りではなかったと感じていましたから。速報タイムが21秒10だった時に、そんなに悪いはずはないと思い愕然としましたが、後に20秒77と分かり少しほっとしました。ただ、171段を駈け抜けたあと感じたのは、階段を走った感覚ではなくて上った感じでした。

階段を走った感覚ではなくて、上った感覚が残る時にあまり良いタイムが出ないのは、経験則から分かります。

大階段は文字通りのビッグモンスターです。しかし、怪物と友達にならない限り、制覇することは出来ないと感じました。怪物と思っている限り、その本質の真を見ることはできないと思いました。
結局、恐怖というフィルター、つまり恐怖のメガネを通してしか物事を見る事ができないからです。つまり、恐怖というメガネは自身の世界観の弱さです。

視界から入ってくるものがネガティブに見える時、階段は壁のように見えてくるものです。そして壁に見えている限り、上る感覚が先行してしまい、階段を走る感覚は薄れてしまうものです。階段が平地もしくは、ちょっとした坂道ぐらいに見えるぐらいにならないと、19秒台は出せないのだと感じています。


スキーで急斜面を上から見下ろす時に恐怖が襲いますが、慣れてくると、実際は大した傾斜でないことに気づきます。それによく似ていると思います。


来年の目標はモンスターと友達になることです。
階段アスリートの中でも理論派の私がこういう抽象的な事をいうのもアレなのですが(笑)

今回バネのピーキングを合わせられなかったことや、一次アップが不十分なまま、大階段の通し練習に向かってしまったことで筋肉を堅くしてしまたこと。荷物が多すぎて、移動に疲れてしまったこと(笑)
まだまだ改善点がいくつかあります。

また今回は、失敗作に終わり本番で使用することができなかったnewシューズも来年には完成させ、もう一度19秒台に挑戦できる下地を作っていこうと思います。

一度だけ実施したのですが、坂道でのスカイランナーのバウンディングはとても効果的だったように思います。もう一度ストライドアップのための練習方法を創意工夫して、鍛え直したいと思いました。

これから陸上シーズンですが、丸尾くんにならって、私もハードル走を組み入れていこうと思います。踊り場で加速する感覚とハードルのインターバルの感覚はとても似ていますから、インターバルの距離を広く取って、4歩で刻んで左右両方で踏み切れるように訓練したいと思います。

ただ、今回、良かったこともあります。
スタミナ練習は、職場の214段の階段をやったのみです。一日に1本だけ。これを週に2日。あとは、トランポリンでの深いジャンピングランジを70レプスの高回数で行いました。たったこれだけの練習でしたが、後半、十分持続させることが出来ました。

100段~171段の後半はやはり得意ですね。100mでは後半失速するのに階段だと得意です。不思議ですね。

背筋力さえしっかり鍛えておけば、階段は大丈夫だという自分の階段理論に自信が持てたように思います。

最大筋力を高めておく事がスタミナアップにもつながることも今回証明出来たように思います。

今年は仕事が成功したので、自分のトレーニングルームになるガレージも借りられました。これで一年間しっかりトレーニングできると思います。今年、19秒台からはかけ離れてしましましたが、あえて言います。

来年は19秒台を狙います。池野さん、操さんの走りをみてまだまだ36歳という年齢は理由にならないと悟りました。また一年、日々節制して身体をいたわり、トレーニングを創意工夫して、いつもインスピレーションを受けられるように子供の様なまっすぐな気持ちをもって生活をしたいと思います。


そして、忙しいにも関わらず、笑顔で送り出してくれた妻に心から感謝したいと思います。ありがとう。

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