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3連覇 クライマーズドリームの道のり

今年のクライマーズドリームの選手の感想を書きました。
1走:池野さん

【準備】
昨シーズン、怪我に泣かされ、階段シーズンもやや準備不足で迎えた感があったけど、もちまえの経験と筋肉の記憶力でパワーポジションを取り戻したのはさすがだった。ウォーミングアップで駈けあがるフォームを見て、コンディションのよさを感じた。勝利は間違いないと思った。

【レース】
最初スタートで後ろ足が滑ってしまい、操さんに先行されるレース展開。しかし冷静に急激にペースを上げることなく、徐々に差をつめて行った。さすが池野さん!ロングスプリンターならではのペース配分。並みのスプリンターだったら、あせって、差を急激に詰められたとしても、リラックスすべきポジションで力んで、滑ってレース終了となるところ。

みさおさんもすばらしい走りを見せたが、池野さんの走りはそれを上回っており、最後で逆転。


リードホフマンとして、最高のスタートを切ってくれた。はっきり言って、クライマーズにいると僕は楽をしている。他のチームいたら、僕はコーチングも申し込みも、まぐろの解体の段取りも、当日の交通手段もすべて私がすることになって、自分の走りに集中できなかったことだろう。段取りキングの池野さんがいることで本当に助かっている。しかし池野さんのがすごいのは走りでも私たちの模範でいること。

段取り力、ゆきちゃんへのコーチング、そしてこのパフォーマンス。これ以上のチームリーダーは日本中探しても池野さん以外には見つからないだろうし、今後何十年経って、池野さん以上のクライマーは現れないと思う。


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2走:ゆきちゃん
【準備】
大学4年最後、9月の全日本インカレを境に陸上から遠ざかっていた。卒論が忙しく、直前練習のみで今回の大会を迎えたゆきちゃん、半年運動していなくてもバネは健在で、アップを見ていて、大丈夫だろうと思った。毎年恒例の171段のタイムトライアルは29秒。25秒77の自己ベストを持つ彼女からは不満なタイムだったとは思うけど、今日は高木さんもいないから、たぶん30秒切れるのはゆきちゃんだけだと思う。

ゆきちゃんは本当に素直な子なので、私のアドバイスも池野さんもアドバイスも受け入れる。抜群の階段センスとスプリント力100m12秒16(-1.3)と幅跳びでも5m90を跳ぶ。しかも体重はとても軽く、階段競技には最高の身体的才能を持っている。




【レース】
最高のスタートを決めた。アームアクションが上手い。我々クライマーズは例年ゼッケンをテーピングで止めているんだけど、ゆきちゃんのゼッケンをテーピングで私が貼っているときに思ったのは肩関節と僧帽筋がめちゃめちゃ柔らかいってこと。

今回練習不足だったのを、持ち前の階段用のパワーポジションとやわらかい肩関節から繰り出される腕振りの反動力で持っていった。つまり、だれよりもしなやかな動きで、大腿部の乳酸そのものの発生を最大限にした。レースはゆきちゃんの独壇場でまったく危なげなくレースは展開した。ゴール直前、やはり練習不足から躓いたが、それでも27秒83。やはり女王は健在だった。これで3連覇。彼女に必要なのは、ライバルだと思う。


3走まこと君
【準備】
まことくんと事前練習したのはたった一日。坂ダッシュやロングスプリントも含めて、しっかり陸上練習をしていたので体力面では問題ないと思ったのと、もともと、名古屋高校では平和堂階段の練習を通常から実施しているため、まこくんも階段に関しては素人ではないと思ったから。今回はコーチンは甘めにして、疑問が生まれたら答えるように、詰め込みすぎないようにした。

感覚が優れている子なので、私が教えることよりも自分が感じた感覚をよく認識できるように、良い動きをしたら、そこをほめてさらに自覚を高めるようにコーチングした。階段の技術に関しては、私が作成した階段のすべてが書かれた、秘伝書を渡した。たぶん知識に飢えを感じたときに彼が読んだら、すっっと入るだろうと思って、彼に関しては型にはめるのはやめた。というのは、今回マコ君が25秒掛かったとしてそれでも総合優勝できるので、のびのび走って、そこから学んで欲しかったから。


レース前の171段のタイムトライアルは22秒9。これで本番21秒台は堅いと思った。


【レース】
高村くんとのレース、ちょうど良い相手だと思った。これが22秒台の選手があいてだったら、まこくんも22秒台に終わっていたと思う。まこくんの力を高村くんが引き出してくれた。私がまこくんにアドバイスしたのは2つだけ。「低いパワーポジション」「大きく走れ」後は、まこくんが25秒掛かってもうちは優勝できるから、責任とかプレッシャーとか感じないで、のびのび走ってね!」と伝えた。
(※実際に2位チームには9秒差を付けて優勝したので、まこくんが30秒かかっても優勝できた計算になる。)

レースではスタートはまこくんが先行。まこくんは1週間前に行われた、日本ジュニア室内の60mで全日本高校生の中で6位。6秒89を出したスプリンター。スタートダッシュで負けることはない。


しかし、中盤で、高村君がまこくんを捉え、そこからレースを優位に進めた。


高村くんが高速ピッチで駈けあがる。対抗してまこくんは大きなストライドでバネを生かして、跳んでいく。最後の4ブロックでまこくんはもう一回スパートした。

これは京都階段初挑戦ではものすごいこと。まこくんはレースを進めるうちに京都の階段のリズムと角度を覚えて言ったのだろう。最後の4ブロックで最高のパワーポジションを立て直して、ピッチではなく、ストライドで高村くんを追い込んだ。後半をピッチで乗り切るのは純粋なスタミナだが、後半ストライドをあげられるのは高等技術。私が4年かけて会得した技術を二言三言のアドバイスだけで、やってしまう階段センスを感じた。ゴールダイブについては、今回は教えなかった。将来のオリンピック選手に怪我をさせてはいけないので。

レースでは、ほぼ同時にゴールしたが、高村くんのダイブの技術が上回っており、2着となった。

レース後マコくんに感想を聞いたところ、「京都の階段のパーターンはだいたい分かりました。蹴らないで押すと結構いい感じです。」と言った。初挑戦21秒台よりも、階段初挑戦でそこまでのフィードバックを得ていることに驚いた。
「今日、もう一度走れば、20秒台が出せると思います。」ともコメントしていた。私も来年は間違いなく20秒台を出し、優勝争いに加わってくると思う。高校3年生でこの経験ができたことは今後の彼のアスリート人生の引き出しを増やせたかなと思う。今後クライマーズのエースになる男の片鱗を見た。




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Comment

最大限の賛辞、ありがとうございます。
照れますなあ~(^^)
2014⁄02⁄19(水) 21:35 | | [edit]

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