パワーポジション その2




パワーポジションとは
「一番力の入りやすい身体のポジションやタイミング」と言い換えることができる。

武術系の言い方をすれば
正中線が出来、丹田が形成され、身体の中心から力を出すことができ、
末端部の弛緩が実現されている
と言い換えられる。


バイオメカニクス的にいえば
力を伝達するに一番効率的な関節の角度を習得しており、
頭の位置、脊柱の位置、股関節・膝関節・股関節・足関節の
各伸展角変位と関節角速度が連動している状態
と言い換えられる。




階段走を追求してみて学んだことは
階段走とは究極的に重心移動であり、
重心移動を効率的にするためには、
最良のパワーポジションを習得し
その動きを自動化することこそ、
タイム短縮への道であるということ。


階段走の後半、乳酸地獄のときに
コアにのみ意識を集中して
(体幹部)僕の場合は、外腹斜筋と脊柱起立筋を意識)

乱れかけたパワーポジションをもう一回立て直す技術を
階段で習得できたことは自分にとって大きかった。
殻を破る経験になった。
(ブレイクスルー)

ただ、階段走のパワーポジションと
短距離走のパワーポジションの取り方は違う。

もっと言うと、短距離走でも一次加速と二次加速の
パワーポジションの取り方は違う。

最高速度のときのパワーポジションも違う。

上り坂走、平地走、下り坂走それぞれの
パワーポジションが違うのは容易に想像できると思う。
スプリントでもそれは同じこと。

それぞれの局面に合ったパワーポジションを変幻自在にとれるようにならないと
一流のアスリートとは言えない。

もちろん、努力によって、パワーの減少は食い止めるつもりだが、
年齢を重ねるにつれ、関節から発揮される
パワー(最大筋力×スピード)は減少して行くことは否めない。

我々マスターズスプリンターが第一に追求すべきなのは
最良のパワーポジションを習得すること。

今回のデッドリフトのMAX更新や京都駅階段選手権での優勝は
パワーポジションを習得した成果であり、
今後の私の伸び白の可能性と方向性を示したものだったと思っている。


P.S.でもね若い選手はガンガン走りこんで、
ウエイトもガンガンやって、一度限界を感じるまで、
自分を追い込んでほしいと思う。

その前提ありきで、パワーポジションを追求して欲しいと思う。

最近は、泥にまみれないで、
「スマート陸上」をしようとする若者が多いように思う。

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